【保存版】空室対策に効果的なアイデア
2022.06.14
house-management
収益物件オーナーの悩みとして、「空室だらけにならないだろうか?」が最も大きな課題の一つであると思います。繁忙期の2・3月頃になると、空室が埋まるか気が気じゃないオーナーも多いのではないでしょうか。
その為に、客付け会社宛ての広告料を増やしたり、家電や家具をサービスしたりと、経費の使途が不器用になってしまい苦労されていると察します。
そこで、「限られた予算の中で、いかに借りてもらい、長く住んでもらうか」を念頭においた、いくつかの空室対策に効果的なアイデアを、実例にもとづき紹介いたします。
※ここでは、昨今主流になってきた、インターネット無料導入や宅配ボックス導入などは省きます。また、下記アイデアは全物件・老若男女に問わずマッチする訳ではないので、不動産のあるエリア特性・マーケティングを行ったうえで、最適な対策をされることが望ましいです。
物件に最適な貸借人の属性に基づく内装・設備
例えば、繁華性のある街のワンルームマンションに家族層は住むでしょうか?絶対とは言いませんが、可能性は低いですよね。また、田舎暮らし向けの古民家で、ヨーロッパ調のデザイン内装はおかしいでよね。目は引くかもれませんが、ターゲティングの観点からはズレてしまっています。
そこで、20㎡のワンルームと30㎡のワンルームがあった場合、30㎡のワンルームで、しかも繫華性のある街のワンルームだと、恋人・友人・兄弟との2人暮らしも想像出来ます。その場合、食事を家で食べる確率が小さめのワンルームより高いことが予想でき、ワンルームで一般的な一口コンロより、二口コンロの方が喜ばれますし、収納が普通より多くあった方が喜ばれます。こうした想像を張り巡らせ、デザインだけではなく、賃借人のソフト面をくみ取る事も重要です。
共用部分こそ常に綺麗に
室内のデザインばかりに目が行きがちですが、共用部の清掃などは重要です。集合ポストの周りにチラシなどが散乱していたり、共用部に各賃借人が許可なく私物を置いていたりする場合は注意が必要です。
共用部が乱れていると賃借人の質が低下傾向にあり、トラブルになるケースが多いです。新たに賃借人を募集する場合も、住んでからも共用部も綺麗に越したことないですよね。当たり前の空室対策なのですが、意外と出来ていない物件が多いです。
消耗品の配布など心配りも
えっ、と思われるかもしれませんが、大切な物件を賃借人に大事に利用いただき、かつ長く住んでもらうコツでもあるのです。例えば、賃借人が越してくる部屋に、メッセージボード(数ある物件の中で選んでくれてありがとうございます、など)と、掃除用品(洗剤・ぞうきん・地域特定のゴミ袋など)を置いて置くだけで、温かい気持ちになりますし、綺麗に使おうって気持ちにもなります。オーナーからこうすることで、良いオーナーだなと思って貰えて、面識なくとも親近感が沸いてもらいやすくなります。そうすることで、賃借人の生活の質が向上したり、クレームの温度が変わったり、ひいては長く住んでもらえるきっかけとなります。
まとめ:愛される物件づくりのために
新たな客付けに目を向けがちではありますが、長期入居者が増えれば客付けに高額な広告料を支払うなど、リスクの高い経営を避けられます。また、長期入居者の多い物件は、賃借人自身の良い口コミや、仲介会社からの優先的な客付けも増えたりと自然に空室対策となっている場合もよく目にします。
弊社エージェントでは、空室の根本的課題を調査することで最適なプランニングが可能です。これまでの対策で効果が少ないオーナーや、広告依存になってしまっているオーナーはぜひ一度ご相談ください。